ホリエモンチャンネルで、著者の中村さんが出演されている回が
とても面白かったので、購入してみました。
(ちなみにこちらの回です、本当に面白かった!!)
気になった箇所
・「これから求められる店員の役割」
アナログ→デジタルオペレーションが前提となり、アナログ時代のしくみが
一掃されたら、「お店の人は何するんだっけ?」
クラブDJの世界で起こったことが参考になる。
これまでは、オーディエンスの反応を観察しながらどの曲をかけるか
即興で選び、熟練の技術をもって曲をつないでいた。
今はデジタル化が進むことで、セットリストを事前に組み立て、
当日はスタートボタンを押すだけ。DJの仕事はクラブに入る前にほとんど終わっている。
では何をやっているのかといえば、オーディエンスを煽ったり、
パフォーマンスをしたり、エフェクトを追加したりと
「盛り上げ役」に徹している。
=「オーディエンスを盛り上げるスキル」がより重要になった。
飲食店でも同じことが起きようとしている。
人間にしか出せない「ぬくもり」や「気遣い」など
最後に残るのは、人間による血の通ったパフォーマンス
・合理化というのは、ITを入れて最初に起きる現象にすぎません。
本当にやりたいことは「高度化」です。人力では限界があったものを、
ITの力を借りることで、より高度にしていくことが本当の狙いです。
・これからの時代をサバイバルできるのは、「売れる商品をつくることのできるお店」
ではありません。「お客様が深く共感し、長期的な関係性を築くことができるお店」
常連さんに愛され、支えられているスナックのようなお店です。
・8割の売り上げは上位2割の顧客からもたらされる。
売り上げの8割はリピーターが占めている。
「常連化曲線」
新規顧客の再来店率は10%、100人中10人にすぎない。
それが3回目では約50%、4回目では約60%と急激に上昇する。
「常連づくりは来店3〜4回目くらいまでの短期決戦である」
・行きつけのお店はまさに、サードプレイスになりうる場所。
家庭や職場での役割から解放され、1人の人間としてくつろぐことができる。
そんな場所がひとつでもあることで、人生は豊かになる。
・最後に残るのは「感情労働」
これから実践すること
・コミュニケーションスキルを磨く。インプット→アウトプットの継続
・外食に関わるテクノロジーについて、情報を取り入れる。
また海外の飲食事情もしっかり把握する。
(SNSで外食に関わる経営者をフォローする)
まとめ
私は、現在大手外食チェーン店で勤務していますが、
この本を読んで危機感を感じました。
マニュアル、仕組みが整った現場。
言い方が悪いですが、学生や主婦さんなどが即戦力になれる環境です。
=安定しているが属人性が薄く、誰にでも出来る仕事です。
もちろん、その中でも工夫できることはありますが
「個」を磨くために環境を変える必要を感じました。
テクノロジーに代替えされないように、人の魅力を高めていきます。
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