「目標を立てて頑張ろう!と思ったのにモチベーションが続かない」
「部下の動機付けがうまくいかない」
これまで”モチベーション”に関わることで、たくさん悩んできました。
そして、そのたびにモチベーションに関する情報を調べ、本を読み、一時的にやる気は出てもまた元通り・・・
良くあることですよね。
いつものように何気なく”モチベーション”で調べていたら、
メンタリストのダイゴさんがこの本を良書と紹介されており、
「やり抜く人の9つの習慣」とセットで紹介されていたので2冊購入しました。
そしてこちらも良書だったので響いたところを3つ紹介します!
①心に火をつける万能の方法はない
まず最初に理解しないといけないのは、
モチベーションを上げるために、万人に共通するたったひとつの方法はない、ということです。
人は、3つの軸で形成する8つのタイプに分かれます。それを把握することで、それぞれのタイプにあった治療法が見つかります。
3つの軸とは・・・
①「証明マインドセット(すごい人と思われたい)」or「成長マインドセット(すごい人になりたい)」
②「獲得フォーカス(賞賛を得ることに動機付け・短距離走)」or「回避フォーカス(批判を避けることに動機付け・長距離走)」
③自信の有無
この軸をもとに8つのタイプに分かれます。
各タイプの特徴を簡単に説明します!
①中二病 「証明マインド、獲得フォーカス、自信はなく不安定」
全体的に熱量が低く努力をしない、たまにやる気を見せるがすぐしぼむ。
非常に扱いにくいタイプで破滅的だそうです、名前からしてそうですよね(笑)
②うざいやつ 「証明マインド、獲得フォーカス、自信はある」
自慢が多く、仲間といつも競っている。
チームワークを発揮しなくてはいけない場面で問題が多くなる。
③臆病者 「証明マインド、回避フォーカス、自信はなく不安定」
周囲と壁を作り、いつも不安に駆られている、新しい仕事に拒絶反応を示す。
かなり迷惑な存在になるタイプで、全タイプの中で一緒にいて一番楽しくないタイプだそうです。こちらも破滅的。なんか分かる気がするのと頭に何人か浮かびます(笑)
④退屈な人 「証明マインド、回避フォーカス、自信はある」
自分の得意なことしかやらない、変化には強く抵抗する
人に任せるのが苦手。ただ長所として信頼でき几帳面、誠実である。
⑤やる気の空回り 「成長マインド、獲得フォーカス、自信はなく不安定」
エネルギッシュに長時間でもいとわず進んで働く、遂行能力は低いが学びたいという情熱がある。
唯一の問題は必要な能力がまだ備わっていないことだけ。
⑥真面目な見習い 「成長マインド、回避フォーカス、自信はなく不安定」
学ぶのは得意だが行動に移すのは苦手、守りに強いネガティヴ・シンカー。
やる気はありマインドセットも学習に向いている。ただし学ぶのはかなりの時間を要する。
⑦新星 「成長マインド、獲得フォーカス、自信はある」
非の打ち所がなく、個人が持っている能力を存分に発揮。
エネルギッシュで楽天的。最高の仕事人。
⑧熟練の匠 「成長マインド、回避フォーカス、自信はある」
責任感が強く信頼できる、自分に厳しくいつも性格で効率的。
言ったことは必ずやり遂げる、いつも気を配る。彼らがいる場はいつもスムーズに動く。
上記が8つのタイプの簡単な説明です。
皆さんはどのタイプですか?
ちなみに自分は、「やる気の空回り」が近いかもです(笑)
「新星」を目指したいですが、「熟練の匠」もかっこいいですよね!
「治療法について」
そして、各タイプごとにそれぞれ治療法も書かれています。
僕の「やる気の空回り」の場合、
①OJT(オンザジョブトレーニング)で自信をつける
②獲得フォーカスを十分に活かす環境を作る
となっています。
また、全ての方に共通する処方箋、として3つの段階があります。
第一段階・・・証明マインドセットを持っていたら、成長マインドセットに変える
第二段階・・・必要なスキルとともに自信も身につける。
第三段階・・・それぞれのフォーカスを理解して、それに合ったやり方でさらなる成長を目指す。
(本では、さらに上記の段階ごとに詳しく解説しています)
マインドセットが土台となっている訳ですね!
「昨日の自分より成長したか?」
②自信は目標達成のために必須の要素
「自信を持つことは大切だ!」と聞いたことは何度もあると思いますし、なんとなく
大事だろうな、とは分かっていました。
ただしここで言う”自信”とは、
「俺は最高だぜ!!」のような自信ではなく、
「私にはそれをやり遂げる力がある」という確信のこと、
そしてこれを自己効力感と言うそうです。
研究によると、
自己効力感と成功の相関係数は0.34、
技能のテスト結果と成功の相関係数は0.19と、約1.7倍!の差があるそうです。
自己効力感(自信)は4つの要素で成り立ち、
その中でも一番重要なのが「成功体験」だそうです。
これもよく聞きますよね。改めて大切なことなんだと感じました。
③不安は生産性の敵
数え切れないほどの実験で、
不安感ほど人間のパフォーマンスを阻害するものはないそうです。
逆に、失敗しても大丈夫だと思うと、実際に失敗する確率はとても低くなります。
治療法の第一段階で
「証明マインドセットを成長マインドセットに変える」とあります。
証明マインドセットを持つ人は、失敗を恐れるので「ミスをしても大丈夫だよ」と伝え
この不安を取り除いてあげることで「成長マインドセット」に変え、ミスを減らすことができるそうです。
想像したら分かりますが、そういう職場・チームで働きたいですよね!
まとめ
以上、「やる気が上がる8つのスイッチ」を読んで気になった3つを紹介しました。
①心に火をつける万能の方法はない
②自信は目標達成のために必須の要素
③不安は生産性の敵
まずは自分がどのタイプなのか知ること、
そしてそのタイプの治療法を把握して試すこと。
というわけで、それを踏まえて今後やることは
①自信をつける・・・「知らない」から不安になる。OJTに進んで取り組み、「知ること」
②不安を取り除く・・・職場では部下が多いのでミスに対して寛容になる。プラスで証明マインドを持っている人に成功体験を積ませて、自信をつけてもらう。
③獲得フォーカスの特徴を活かす・・・自分は獲得フォーカスなので、目標設定にプラスして「何を得られるか?」を明確にする、早くやることを片付ける。
(本には軸、タイプ別の特徴が細かく記載されています)
この3つ、取り組んでいこうと思います!
本自体は、1時間程度で読めとても分かりやすいです。
自分のタイプを知ることでモチベーションの上げ方が分かる、
部下をお持ちの方でしたら動機付けや、チーム作りに大変参考になると思います。
ぜひ、読んでみてください!
(ブログ作成時間 約3.時間)
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