これまでたくさん目標を設定しては、未達に終わってきました。
そして、それに関する本も見てきましたが、この本にはシンプルで実践しやすい内容が載っています。その中でも自分に響いたことを紹介します。
目標が具体的でないから、自分を甘やかしたり妥協してしまう
具体的な目標は、やり抜く力を与えてくれるそうです。
例えば「睡眠時間をできるだけ長くする」→「平日は午後10時までにはベッドに入る」など。
これなら自分が何をすればいいのかが具体的になり、実行できなかった日にもそれがはっきり分かります。
「仕事で結果を出したい」「健康的な食生活をしたい」
このような目標設定をすることも多いと思います。そのときに
「どうなったら目標を達成できたと言えるか?」
「目標を達成した時のイメージを思い描くことはできるか?」
こういう質問に答えられないときは、具体的かつ詳細に、自分が達成したいことを考え抜くことが大切だそうです。
目標達成の切り札”if-then”プランニング
日々の計画が具体的な行動レベルまで明確になっていると、その行動をする可能性は300%!も高まるそうです。
例「月曜・水曜・金曜は出勤前に必ず30分運動をする」
そして、目標を達成する場合に役立つ手法が
「if-thenプランニング」と呼ばれる方法です。
①(if)もし、午後6時になったら
②(then)ジムで汗を流す
「①(if)もし、Xだったら、②(then)Yをする」
事前に「いつ」「何を」やるかをはっきりと決めておくことで、実行できる確率が2〜3倍、高くなります。
このif-thenプランニングに絶大な効果がある理由は、脳が「XならY」という文書を記憶しやすいからだそうです。
そして事前にするべきことをはっきりさせておけば、意識しなくても、行動すべき時に自動に行動できるのです。この「意識しなくても」というのが大切で、それまで他のことに集中できる、余計なことを考えないですみます。
「成長すること」に集中する
誰でも、新しく未知のことに取り組むのは怖いものです。
心理学で裏付けられた「新たなことに、自信と活力を持って挑戦する方法」とは
「失敗してもいい、と開き直る」ということです。
目標にむかっているとき、そこで出会う困難を「学び」という視点で捉えることができたらどうなるか?
失敗しても「またひとつ学んだ」と思えれば、がっかりするすることなく、モチベーションを維持することができます。
焦らず、完璧主義者にならないようにする。
そして「成長すること」にフォーカスすること。
筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
鍛えられた意志力は、目標をつかむためのこころ強い味方になってくれます。
意志力を鍛えるためには、
・毎日、腹筋運動を100回する
・猫背になっていると気付くたびに背筋を伸ばす
など、大きな挑戦でなくても、とにかく取り組む価値があると思うことを続けること。
そして慣れてきたら挑戦の数、難易度を上げていく。
すべての挑戦の共通点ーそれは「誘惑に打ち勝つ」必要があるということです。
日常のちょっとした誘惑に対処するために、意志力が必要になるのです。
「意志力と筋力の共通点」は、どちらも定期的に刺激を与えることで、どんどん強くなるということです。
「ジムに入会し、2ヶ月間通い続けられた人は、同時に喫煙者は本数を減らし、お酒を飲む人は量を減らし、ファストフードを食べる人は食べる量を減らした」
こんな研究結果があるそうです。(ジム通いでなくても、誘惑に打ち勝って続ける価値のあるものなら何でもいい)
体を鍛えると同時に意志力を鍛えていて、その結果、衝動をコントロールすることが、前よりもうまくできるようになっていたのです。
読んで実践すること
・週間でスケジューリング(行動計画)を明確に設定する。(〇〇時には何をする)
・毎日の振り返りをし、習慣化で意志力を鍛える
・お酒は休日だけ飲む(週2日)
・ブログ1日1記事作成する(中途半端でも。質より量と習慣化)
2020年、まだ始まったばかりです。
年始に目標設定した方、まだの方にもぜひ読んで欲しい本です。そしてより良い目標を設定していただけたらと思います!
コメント
[…] 「やり抜く人の9つの習慣」とセットで紹介されていたので2冊購入しました。 […]